図書館の年末年始休館と愛国心
図書館が年末年始休館していることに腹を立てる人がいるけど、愛国心があるなら、図書館どころか、年末年始、とくに正月は絶対休まれたら困るところ以外はみんな休めと言いたい。
もっとも、私は、図書館も年末年始やれというのなら、体制が整うならかまわないと思う。
ただ、年末年始というのは、次のようなことをするので重要なのだ。
1 正月を美しい環境で迎えるため、大掃除をする。
→ 掃除と同時に、いろいろな書類や資料や手紙なども整理し、それとともに、いろいろなことを思い出し、いろいろなことを考える。
2 離れて暮らしている家族も集まる。
→ 家族の崩壊だなんだって言うが、盆暮れ正月、ゴールデンウィークに夏休み、その他いろいろな行事等を活用すれば、家族の絆を深める機会はたくさんあるのである。そもそも、伝統行事とか祭礼というのはそういう意味があるのである。法事にしたってそうで、死んじゃった人を、いまさらどうこうできないが、しかし、亡くなった方でも、生きている我々を結びつけるのに大いに役立つということである。
3 お年玉を子供にあげる。
→ 鉛筆も買えない貧乏なんてわざとらしい新聞記事があったが、お年玉を貰えば、鉛筆1年分くらいは十分買えるってもんだ。
こういう伝統行事や祭礼などを破壊するほど、働かせすぎる日本の企業社会は、私ははっきり悪だと言いたい。企業社会に本当の愛国心があるんだったら、こういうことにこそ留意してもらいたい。
年賀状だって、一通一通書くべきだと思う。相手は一人一人違うのだから。また、正月くらいおせち料理でいい。その方が健康的だ。
もっと言えば、何にもないのに酒呑んだり、お菓子を食べたりする今の習慣は改めた方がいい。昔みたいに、何かの節目とか、来客があったときとか、そういうのに限定した方がいいと思う。
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