2007年1月15日 (月)

知組織学

 図書館学あるいは図書館情報学では、従来から、分類論、目録論、索引論、抄録論、書誌論など、あるいは、これらをまとめて、資料組織化ないし情報組織化論というのがあった。
 要するに、知をどのように体系づけ、利用できるようにするかという課題である。
 ただし、この場合、知というのが、結局、本であったり、その他の情報メディアであったりしたわけだ。
 これからは、知そのものの組織化を考えないといけない。自然言語処理のようなアプローチは以前からあるが、もっと根本的なものも考えないといけない。組織化とは言ったが、もともと、もっとアモルフな知という認識も必要と思う。
 すでに、国際学会では、知識組織学会というのがある。

 国会図書館のカレント・アウェアネスの次の記事は大変、示唆に富んでいる。

 戦略としての知識組織化研究

 しかし、私は、いわゆるナレッジ・マネジメトも含めて、知組織学というのを構築するべきであると思う。現実の制度的図書館がどうあるべきかという論議を超えて、人類にとっては必要なものだ。

 この場合の、組織というのは、なにかしら体系付けられた知へのインデクスというだけではなく、その生成や人間組織の中での流通・変化も視野に入れるべきである。

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司書になりたい人へ

 すみません。
 もう駄目です。
 敗北です。

 よってたかって、図書館は駄目にされました。

 それでもなりたい人はアフガン復興のような心持ちでやるしかないかもしれません。

 たぶん、書物が駄目になる国というのは、先が見えていると思います。

 それで、愛国心で引き留めようとするのですよ。

というくらいの暗ーい気持ち・・・。

 ときに100倍を超える試験を突破するか、あるいは、委託の不安定労働者で、時給800〜900円くらいで我慢するか。まあ、いろいろ探せば、非常勤などなら、もっと条件のいいところも。まずは「われわれの館」あたりでリサーチを。

 くれぐれも無理しないように。

 不安定労働者でも切り詰めれば暮らせなくはないが、親だっていつ病気になるかわからない(というか、大半は病気になる)。それから、借金なんか絶対しないぞと思ったって、自分が身内に貸す羽目になったりすることもある。いわゆる不良債権である。それは、結局、借りているのと同じこと。

 日本人の死因はがんや脳卒中が圧倒的。親の健康状況を常にチェックして、大事に至らないように注意しよう。アルツハイマーもはっきり言って悲惨だから、これについても早期で見つけられるように注意しよう。

 生きにくい時代になったものだ。

 厭なやつ、馬鹿なやつほど出世する。藪を見ていると馬鹿の統領という感じがする。

 大道廃れて仁義有り
 国乱れて忠臣有り(老子)

 巧言令色鮮し仁(論語)

 今日はお休みの日だから、いっぱい書いちゃったな。そのうち、こんな休みもなくなるだろう。べつにかまわないけど。

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