自治と図書館
図書館がなぜ、村に、町に、市に、都道府県に、国に、地球にあるのかというと、自治のためだからである。村人の知的自立から人類の知的自立まで図書館は必要なのである。
真実、自立している、自ら統治しているということは、経済的な面も大きいが、何より、精神的・知的側面が大きい。物質文明において、自立できない地域は確かにたくさんあるが、精神文明において自立していることの意味は大きい。
これは偏狭な郷土意識や民族意識を言うのではなく、自我から発した地域のあり方である。
図書館とは、読書とは、最終的に、自分自身と対決するところである。
人間は、常に自分自身を超克せねばならない。
かくして、人間は真の意味での進歩を遂げる。地域も発展する。図書館とは登るべき山である。
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