高知県は県立図書館と市立図書館をいっしょくたにするそうな・・・
図書館の複合施設というのは、あんまりよくない場合が結構あるのだが、これは極め付き。高知県は県立図書館と市立図書館を統合するそうな。市町村同士ならともかく、県と市というのは、まずいんじゃないだろうか。田舎の人の考えることは、ときどき想像を超える。
だいたい、県立図書館は先にあったんだろうから、そのとき、では、なぜ市立図書館をつくるという話になったんだろうか。そのときの行政判断は間違いということか? 時代が変わったからというのは理由にならないと思う。どう時代が変わったというのだろう。県と市の図書館は、以前と比べて、違いが鮮明になってきたわけだし、いっしょにするという発想自体がかなり古臭い発想だと思う。
申し訳ないけど、やっぱり、田舎は発想が後進的なところがあると思う。
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コメント
高知に住んでる者です。統合するのは、ちょっと不思議な話でしょう。確かに、県立と市立はタイプが違っています。今現在、市立は憩いの場のような感じです。しかし、この二つは、ほとんど立地が同じところにあります。また、二つともかなり古く建て直しが必要。その上、どうしてなのか、県立図書館は、高知城の敷地内にあり、つまり国有地にあるので、いいかげん撤退しなくてはなりません。つまり、新図書館を建てるには、新たに土地の購入代金を用意しなくてはならないわけです。しかし今、高知は資金がなく、どうにもならない状態です。けれど、県立図書館がない県はないでしょうね。だから、捻出できるお金で、市民図書館の土地を使い、新しい図書館を一つだけでも作って、他の県のような最新の図書館を設けようとなったわけです。貧乏県の苦肉の策なんです。笑わないでね。
投稿: かな | 2010年9月17日 (金) 11時42分
県立図書館さえ満足に建てられない県があるなんて、それだけで国家的問題だと思います。
高知県が単独で県立図書館も建てられないなら、日本国が支援すべきだと思います。
県立図書館と市立図書館をいっしょくたにしたら、市民の側からすれば、市立図書館の本を県内のほかのところに貸されてしまったり、市の職員を県のために働かさせることになって、お金的に大損じゃないですか。
県のことは県が、市のことは市がしっかりやらなければいけません。同時に国のことは国がしっかりやらなければいけません。
そこまで貧乏だとすると、もう貧乏は犯罪と思います。同じように財政が苦しい鳥取県立図書館がまるで図書館界のホープのような存在なのに、どうしてこんなに差が出るのでしょう。
ちなみに、1950年代は高知市民図書館は図書館界のホープでした。
投稿: ほどよい司書 | 2010年9月17日 (金) 20時39分