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2006年2月24日 (金)

図書館の選定には偏りがある

と言っても、プチ右翼ががたがた騒いでいる船橋の話ではない。最近のプチ右翼はちんぴら左翼からの転向組が多いため、思想内容はともかく、手法が左翼に似ている。出版物をやたらたくさん出すのは、左翼のお家芸だったのだが、最近は、プチ右翼の方が盛んだ。

 昔、図書館の蔵書が左に偏向しているなどと言われたことがあったが、出版物そのものが左のものの方が多かったのだから仕方がない。

 今は、むしろ、右の出版物の方が多い。その影響か、下流の人々が、かつてのナチスのように右傾化している。

 でも、ここで、話したい偏りとは、右とか左とかそんなことではない。

 ずばり、図書館は安い本ばかり買いすぎる。高い本を買わないから、ちゃんとした本がなく、きちんと学んだり調べられない。とくに自然科学や工学技術、そして医学が悲惨だ。

 右とか左とか言うより、こっちの方が大問題だと思う。これは単に予算が少ないからというだけの問題ではない。図書館の職員自体が、とてつもなく貧乏根性になってしまっているのだ。こちらの方がはるかに問題だ。貸出至上主義とかなんとか、ありもしない主義の問題ではない。単に、図書館の職員が100円ショップ大好き人間のようになってしまっているのだ。100円ショップにもいいものはあるが、そこで大量に買いすぎたら意味がないし、なんでも100円ショップで調達するというわけにはいかない。僕も100円ショップで名刺入れやら耳かきやら簡易な巻き尺なんかは買ったから、基本的には100円ショップが好きなんだけど、入り浸るほどではない。やっぱりもっとお金を出して買いたいものもある。すべて目線が100円になってしまうのは、やっぱり問題だと思う。

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