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2006年1月26日 (木)

ニートと図書館

 また日付が変わってしまった。
 今日もあいかわらず、無職っぽい客が多い。今の図書館は昔と大違いで、本当に貧乏くさくなった。
 回覧でまわってきた新聞の切り抜きで、政府が総額761億円もかけて、ニートの就業支援をするという。何とかセンターのたぐいをいろいろ設置するようだ。
 正直言って無駄な気がする。
 761億も全国の図書館で使わせてもらったら、いろいろなことができる。
 ニートやホームレスなんて自然に図書館に集まっているのだから、図書館に金をくれないかな。
 ニートやホームレスの根本的な問題ははっきりいって教育水準が低いこと。
 大学院卒のニートだっているじゃないかとかいう人がいるが、そういう人は本来、ニートとは言わない。そういう人の場合、世間よりその人の程度の方が高すぎるということもある。こういう個別事情のある人は個々に考えていくしかないが、一般的にダメな人は、はっきりいって教育水準が低い。また、集団生活になじめない人が多い。
 だから、むしろ、図書館で本を自分のレベルにあうところから読んでいって勉強した方が迂遠なようでいて、はやいのだ。
 だが、図書館に来るニート、ホームレスのダメさを如実に示しているのは、せっかく、図書館に来ているのに、ただボーッと席を占領しているだけだったり、読んでも、漫画かスポーツ新聞・週刊誌だったりするということだ。これじゃあだめだ。
 せめて、日本経済新聞とか、週刊ダイヤモンドとかエコノミストとか東洋経済とかでも読んだ方がいいんじゃないかと思う。もっとも、図書館でこれ全部そろえているところなかなかないが。経済関係の週刊誌なんか、昔よりはるかに読みやすくなっていて、しかも、ご親切なことに、毎年、ある時期が来ると日本経済入門のような特集をやる。あと、経済の基本的なことなどを書いてある本は、日経文庫などにいっぱいあるから、とりあえずそれから読んでいくとかしたっていいのではないか。みんなタダで借りられるのだし。ただボーとしているよりいいだろう。
 ほりえもんは逮捕されちゃったけど、彼の本でそのとおりだなと思ったのは、簿記の3級だか2級だかくらいなら勉強すれば取れるし、会社という組織にとってはごくごく基本的なことだし、やっといて損はないと言っていることである。私の母も経理をしていたから、このくらいのことは知っているが、まあ、みんなこの程度のことは、やることなくて困っている人はやればいいんじゃないのかなあ。
 ニートの人はコミュニケーション能力だとかそんなことばかり気にしているけれど、そんなのあんまり関係ないよ。正規の職員だって、えらーく地味な人間でほとんどしゃべらない人もいる。ちょっと見は暗い感じもしないではない。でも、その人は、いろいろなことを注意して見ているし、正確に、そして、誠実に仕事をしているから(そして速い)、みんなから評価されている。私はどちらかというと、注意力や正確さ(慎重さ)、そして一番大事なのは誠実さ(真摯であること)なのではないかと思っている。たしか、ドラッカーも真摯であることが経営者として最も重要な資質であると述べていたように思う。
 会社だとかいろいろな組織は、仕事をするところであって、人間関係うまけりゃいいというもんではない。人間関係がいくら良くたって潰れてしまえば終わりである。サークル活動やままごとじゃないんだから。だから、そんなことばかり考えるより、どうすれば、仕事の目的を効率的・効果的に達成できるのかと、注意と慎重さ(これはやらないという消極性ではなく、どんどん積極的に行動するけど、段階を踏んでタイミングよく、気を配ってやるということだ)と誠実さを持って事にあたる。これがすべてだと思う。それでも報われないことはあるけれど、見る人は見ている。
 たとえ、使われている身分であっても、提供する製品なりサービスがベストになるためにいい仕事をしようといつも思っていることがとりあえずは一番大事なのではないだろうか。いろいろと軋轢もあるだろうが。私が前、テレビで偽装請負の問題をやっていて、本当に酷いなと思ったが、いくつか、いわゆるニート的な若者にも感じた問題点は、怒った(キレた)時に、商品である携帯電話を床に投げつけて壊してしまったこと、それから、仕事をやめて家にいたら、ずっとテレビゲームなんかしているということである。こういう感覚はまったく理解できない。私もけんかするときはするけれども、商品を損なうというのは論外だし、不遇で家にいるならば、何よりも勉強なり読書なりをする。考えてみれば、こんなのは孔子だってそうなわけだ。孔子も基督も釈迦も、考え方によってはニートっぽいが、彼らが違うのは、不遇で人から受け入れられないような時でも、無為に時間を過ごさず、勉強するか修行するか、家の手伝い(基督の場合)などをしていたということだ。結局、ここらへんが人間の分かれ目だと思う。

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コメント

何様だよ お前

投稿: ・・・ | 2011年7月26日 (火) 03時49分

じゃあ会社が潰れた時に何で人は助けないんだ?それが私は働く事だと思うよ?

潰れたら終わりにして居るのは働かない(助け逢わない)人間でしょうが?

投稿: ニート | 2011年10月 1日 (土) 04時45分

利益しか考えない馬鹿な人間が働いてると言うな分かったか?

投稿: ニート | 2011年10月 1日 (土) 04時47分

 コメントしているニートさんの発言の意味がよくわかりませんが、会社が潰れて助けてくれる人というのは、そう簡単にいないと思います。会社が潰れても組合などで自主的にやっている人たちもいますが、こういう人たちはお互いに助け合っていると思います。ただ、この人たちはお互いに助け合っている以上に、顧客のことも考えて事業を継続しています。そういうことが働くということだと思います。
 利益しか考えないのは問題ですが、利益を考えない会社はやっぱり問題です。利益がないと会社は事業を継続できませんから。公企業や行政は利益ではなく、公益を追求する集団ですから、これらが一般の会社とは別問題です。

投稿: 今頃お返事 | 2012年1月 8日 (日) 20時27分

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